第3話
登山Vloger「ITAGAKI.TV」とLUMIX S5Ⅱ
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ベテラン動画投稿者
イタガキさんがインターネットに動画投稿を開始したのは2008年。まだ「YouTuber」という存在があまり認知されていなかった時代から、「ニコニコ動画」に動画を投稿して楽しんでいた。当時はアクアリウムについてのコンテンツがメインだったとか。今ではアウトドア/登山家のイメージのITAGAKI.TVだが、その根幹には「面白い動画を作りたい」というクリエイティブな思いがあるように感じる。
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LUMIXとの出会い
イタガキさんがLUMIXを使うようになったのは登山を始めてからだ。自然の美しい景色に魅せられ、その空気感までもを写し取りたいという思いから、カメラの画質にもこだわるようになった。当時、LUMIXの最新機種はGH5だったが、まずは中古で手の届きやすかったGH3を入手。それまで使用していたカメラの映像と並べて比較したところ、一発でGH3の画質の虜になった。そこから新機種が出るたびに買い足し・買い替えを繰り返し、現在のメインカメラであるS5Ⅱにたどり着いたそうだ。
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渓流釣りに初挑戦
イタガキさんは今回、いつもの登山動画ではなく、その途中にある渓流で釣りにチャレンジするという企画を立てた。通い慣れた西丹沢登山道の川辺で、釣り餌となる川虫を採取。本当に川虫が採れるのか、そしていつ採れるのか?そのシーンをしっかり収めるために、三脚に据えられたLUMIX S5ⅡのRecは常に回しっぱなしだ。
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過酷な自然の中で安心して使える
山の天気は変わりやすい。高温になることもあれば、突然雨が降ることもある。「多少荒っぽい使い方をしても止まったことはないですね。」とイタガキさんは語ってくれた。今回も三脚を川の流れの中に臆することなく設置し、水に濡れた手でガンガンカメラを操作する。この防塵防滴性能は、ドキュメンタリーのような「絶対おさえておかないといけない画」を撮るためには、絶対に欠かせないものだ。
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S5Ⅱの機能をフル活用
基本的にワンマンオペレーションで動画を完成させるイタガキさん。特に「いつ何が起こるかわからない」シーンの連続を、ストーリーとして仕上げるために、LUMIX S5Ⅱの6K収録が大活躍しているそうだ。広角レンズで広く撮影しておき、編集時にクロップして、見せる構図を作り出す。こうすることで、カメラをいちいち止めてアングルを変えるというような労力と引き換えに、より多くの時間を自然のなかの活動に使えるという。