第1話

映像制作のウラ側「MEGUMI UEDA」とLUMIX S5IIX

第1話「建築写真家 渡邊孝希」を担当したのはMEGUMI UEDAさん。
訪日外国人向けの旅行会社で勤務する傍ら、インハウスで旅行系の動画制作を行なっている女性ビデオグラファー。プライベートでもSNSを中心に、積極的に動画・写真問わず作品を発信しており、その高いクオリティーが話題を呼んでいる。常に奥行きを感じる作品作りの裏で、彼女はどんな撮影スタイルで現場を立ち回っているのか?その一部始終を記録した。

Creator

MEGUMI UEDA (LUMIX公認クリエイター)

京都にある訪日外国人向けの旅行会社に勤める女性ビデオグラファー。観光系の映像制作に携わる傍ら、SNS等で写真や動画による作品を発信。LUMIX CINEMAではS5IIXを活用した京都の美しい映像を公開中。

  • 撮影対象が建築物

    建築写真家である渡邊さんを取材するにあたってロケーション選定は多少難航した。普段から旅行業を営むMEGUMI UEDAさんの繋がりもあり、三井ガーデンホテル名古屋プレミア、下呂温泉の水明館のご協力が得られ、ロケは実現。伝統的なものから現代的なものまで、非常にバラエティーに富んだ空間を渡邊さんに撮り下ろしていただくことが出来た。またLUMIXならではの「色」も活かせる、とても贅沢なロケーションであった。

  • S5M2XのAll-Intraで撮る

    漆黒のデザインであるS5M2Xは各種RAWやProRes422、All-Intra形式などハイエンドの撮影にも対応している。MEGUMI UEDAさんは、編集時の動作の軽さ、SDカードでの収録/容量のバランスから、4K10bit 4:2:2 All-Intra形式を選択。フレームレートは基本30fpsだが、後の編集時にスローモーションにするため、時々60fpsに切り替えて撮影しているという。

  • モニターの数値を見て撮影

    本来は外部モニターで表示させるような細かい撮影アシスト機能も、LUMIXであればカメラ単体で表示できる。例えば波形モニター (ウェーブフォーム) やガイドフレーム、またLUMIXならではの機能であるスポット輝度メーター、細かい音声レベルメーターなどだ。できるだけ軽量化したいという思いから、外部モニターは付けたくないと話すMEGUMI UEDAさん。出したい情報がカメラ単体で全部出てくるS5M2Xは、とても重宝しているという。

  • 手ブレ補正を活かしジンバル要らず

    「LUMIXの手ブレ補正は本当にすばらしい、少し意識してワークすればジンバルも要らない」と話してくれたMEGUMI UEDAさん。ボディ内の手ブレ補正に加えて、今回装着していたLUMIX S 24-105mmのレンズ側の手ブレ補正 (Dual IS) のおかげで、被写体を常に追いかけていく場面でも滑らかな移動ショットが撮影可能に。一瞬息を止めて、手ブレさせない事を意識しハンドヘルドで撮影するスタイルが、彼女にとって一番撮りやすい方法ということだ。

  • カメラは自己表現のための道具

    「普段それほど考えて撮影している訳ではないけれど、場面場面で、被写体や見せたい空間が一番綺麗に映るポイントや、その時の雰囲気が一番伝わる所はどこなのかを常に探しながら撮影しています」と話すMEGUMI UEDAさん。カメラは自己表現のための1つの道具。自分が表現したい事に対して的確に応えてくれる、また的確にそれを表現してくれる、そこが自分の中でのLUMIXの良さなのだという。